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更年期を好年期に!女性の不調を和らげるお手軽なフェムケアの秘訣

こんばんは。City Oasisの安藤です。朝晩の冷え込みが少し厳しくなってきましたが、お身体の調子はいかがでしょうか?

最近お客様から生理や更年期などのフェムケアに関する様々なご相談を受けることが増えてきました。こうしたフェムケアは、これまでは取り上げられにくいとされていた分野ですが、ジェンダー平等意識の高まりなどを背景に女性特有の悩みや問題が浮き彫りになり、ファッションや美容雑誌などで取り上げられる機会が増え、急速に注目が集まるようになっています。10月末に高島屋で開催されていたナチュラルビューティースタイル展でも前回よりもフェムケアに関するアイテムが増えているようでした。フェムケアに関しては、プライベートブログにアップした「フェムケア&フェムテックについて」という記事をご参照くださいませ。 

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女性にはライフステージによって、月経、妊娠、不妊、産後ケア、更年期、婦人科系疾患、セクシャルウェルネスといった多くの健康課題があります。30代や40代は生理の影響で仕事のパフォーマンスが落ちたり、更年期世代ではつらい更年期の症状を理由に昇進を辞退したり退職を余儀なくされたりするなど、女性の健康課題は社会にとっても女性にとっても大きな損失になるでしょう。

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お肌がくすみがちになったり、いつの間にか太ってしまったり...年齢を重ねると、美肌や体型の維持が若い頃のようにいかなくなるのは、加齢による代謝の低下やホルモンバランスの乱れなどが原因です。こうした変化は誰もが迎えることですが、仕方ないこととして諦めてしまうと美しさや若々しさからますます遠のいてしまいます。40代&50代からは、年齢を重ねてもアクティブに豊かな人生を楽しむために若い頃とは違う細やかな大人ならではのメンテナンスを続けることが大切です。

7月に初めてご来店された47歳のMさんは、目の下にくまが出来た青白くどんよりしたお顔、そしてとてもお疲れのご様子だったのです。詳しくお話を伺うと、4月から中間管理職になり、ハードな毎日が続いている上に、毎週末は実家に行き、父親の介護をしている母親の手伝いをしているとのことでした。気づけば生理が5月を最後に来ていないとも...カウンセリングの際にお手元に触れさせて頂くと夏なのに指先は冷たくてやや乾燥した状態でした。

Mさん曰く「手足は年中冷えを感じています」...確かに冷えた身体では、お顔にくまも出来るし肌もくすんでむくみます。そもそも肌色というのは、皮膚の角層のグレー、色素のイエローブラウン、血液のレッドという3つの色のバランスで決まるのです。血行が良く、血液に酸素が十分に行き渡っている時は、明るくピンクがかった血色の良い肌色になり、寒さや冷えによって血行が悪くなると、酸素不足で血液の色が暗くなり、メラニンの黄色や角層の灰色が強くなってくすんで見えるのです。

今回ご紹介する方法は、温活によるフェムケア...血行促進&巡りケアです。こうしたフェムケアは更年期の不調対策にも効果があります。私が実践しているお手軽なフェムケアは、入浴貼るカイロの2つです。

Mさんに「毎日お風呂で温まっていますか?」と尋ねたところ「時間がない、疲れている、風呂掃除が面倒」ということで、「毎日シャワー」とのお返事でした。そのお気持ちはよく分かります。でもせめて休日だけは湯船につかってしっかりと全身を温めて欲しいと思います。お掃除が面倒な方はスーパー銭湯を利用するのもオススメです。

湯船で温まったお風呂上りのお顔を鏡で見てください。ほんのりピンクがかってツヤツヤの顔には、くまやくすみは全く無いでしょう。そして入浴には、水圧によってむくみが取れる嬉しい効果やバツグンのリラックス効果もあります。

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そしてもう一つは、貼るカイロをお腹や腰そして股間にあてることです。

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お腹や腰をカイロで温めるのは温活のスタンダードだと思います。私は51歳で閉経してから頻尿や膣の乾燥が気になっており、何か良い方法はないだろうか?と思案していた時に、今から20年ほど前に韓国で受けたよもぎ蒸しのことを思い出し、家にあった小さいサイズの貼るカイロをショーツとガードルの間に挟んで股間を温めてみたのです。カイロをつけてからすぐはほんのり股間が温かい程度でしたが、2時間くらい経つと身体の中心からじわじわと熱が広かるような感覚になりました。それ以来、夏場のクーラーの冷えが気になる時や秋冬の外出時の寒さ対策として利用するようになっています。ガードルを着用しない方は、貼るカイロをハンカチで包んでショーツとストッキング(タイツ)の間に挟むと良いでしょう。私の場合は、お腹、腰、股間にカイロをつけている間は、トイレの回数が減り、膣の乾燥も感じなくなります。さらに首から下の身体が手足の先までポカポカ温かく感じ、肩や関節の痛み(違和感)も気にならなくなります。なお、貼るカイロは低温やけどのおそれがあるため、就寝中は使用はされないようにお願いします。

更年期の不調は下半身を温めることで血液の流れを整えるのが非常に大切です。閉経するとそれまで子宮に流れていた血液の行き場がなくなって上半身に留まりやすくなり、全身のバランスが崩れて色々な不調が出てきます。下半身を温めて血行が良くなれば、血液や栄養素などを運ぶ「血」が全身をスムーズに巡るようになり、更年期の不調を和らげるのです。

さて、心身にお疲れをいっぱい溜め込んだMさんに受けて頂いた施術は、リフレッシュコース+ハーブボールです。リフレッシュコースにハーブボールをプラスするとホットストーンとの相乗効果が起こり、体を芯から温め、滞りがちな体のリズムが高まります。 体が冷え切った状態であっても、ホットストーンとハーブボールの両方で温めながらマッサージすることによって、体のリズムが良くなり、筋肉をスムーズにほぐすことが出来るのです。そしてアロマやハーブの心地良い香りの中、充実したリラクゼーションタイムをお過ごし頂けます。

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ハーブボールの起源は、約800年前のチベットで僧侶の疲労回復や傷ついた兵士の治療、内疾患の治療に使用されてきた伝統療法で、バリ島でも王族の健康回復、維持のため使われていたようです。現在もタイでは民間療法として親しまれています。当サロンのハーブボールは、バリ島で一つ一つ丁寧に手作業で作られています。綿生地の中に乾燥ハーブ(うこん、レモングラス、しょうが、クマギ、アカールワンギ、クローブ、コブミカンなど)を入れ、ボール状に整えて完成です。マッサージをする時はハーブボールを蒸して使用します。蒸されたハーブの蒸気を肌に当てることにより、発汗しやすくなり、体の内側からきれいにする効果や美肌効果があるとされています。

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Mさんは月1回この施術を受けてくださっています。先日も「マッサージを受けている間は、いい香りに包まれて夢のようなひと時です。マッサージが終わると岩盤浴の後みたいに身体が温かくなっています。足取りも気持ちも軽くなって帰れます。明日からまた頑張れます。これからもよろしくお願いします。」との嬉しいメッセージを頂きました。Mさん、ありがとうございます!引き続きMさんの美と健康のメンテナンスも精一杯頑張りますね。

人生100年時代になっても閉経するタイミングは後ろ倒しすることはなく、平均閉経年齢は約50歳、早い人は40代で閉経を迎えます。閉経前後5年間を合わせた約10年の更年期には、心身共の不調や変化に戸惑うことが多くなります。こうしたホルモンのアンバランスによる身体の違和感やメンタリティの揺れを感じている方は、是非一度当サロンをご利用くださいませ。私と一緒に10年、20年先の幸せのために今、やるべきこと、出来ることを考えていきませんか?女性ホルモンが少なくなっても、美しく健康に暮らす方法はあります。ご予約、お問い合わせをお待ちしています。

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