INFORMATION

更年期のお話 ⑵ 更年期症状の治療について

いつもご利用ありがとうございます。City Oasisの安藤です。

更年期のお話の2回目は、私の更年期症状に関して今から5年前の53歳の時のブログをご紹介します。

45歳を過ぎた頃からちょっとした体の変化や不調を感じる時、更年期のせいかな?と思うようになりました。47歳で生理不順に...今までのように毎月のようには生理が来なくなり、1か月半か2か月に1度という具合になってきたので婦人科を受診し、更年期検査を受けました。その時に更年期について医師から説明されたのが次の内容です。

更年期とは閉経を挟んだ前後10年間のこと。1年以上月経が来ない状態になると閉経と判断される。日本人の平均的な閉経年齢は50.5歳。だいたい45~55歳が更年期。

卵巣機能は30代後半から落ち始め、40歳を過ぎると急激に衰える。卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲン量が急減し、やがて閉経。

卵巣に 女性ホルモンを出せ と指令を出すのは脳の視床下部。卵巣機能が衰えてエストロゲンが出せなくなっても脳からは 出せ という指令が...。このような脳と卵巣の指令系統のアンバランスによるパニックが更年期の様々な不調を引き起こす。

視床下部はいろいろなホルモンの分泌コントロールの他に、体温調節や呼吸、自律神経の要。そのため脳がパニックになると、自律神経が混乱し、ほてりや発汗、動悸、イライラや不安、落ち込みなどの更年期の不快な症状が現れる。

これらの症状は永遠に続くのではなく、長年出ていた女性ホルモンが急に出なくなるという環境変化に体が慣れると治まる。この期間が更年期の10年。

23141505_s.jpg

私には34歳の時に見つかった子宮筋腫と35歳の時に発症したパニック障害の持病があります。

医師に持病の事を伝え、更年期をどう乗り切ったら良いのか相談すると、ピルを服用し生理周期を整えながら51歳頃まで様子を見ましょう、ということになりました。

そんな訳で47~51歳まではピルを飲み、頭痛などの更年期症状も気になる程ではなく過ごせました。ただむくみがひどく、体重が増えましたが、医師曰くピルの影響ではないそうです。

51歳からはホルモン補充療法(HRT)に切り替えしました。塗り薬のディビゲル(エストロゲン製剤)は、寝る前に太ももの内側に塗るだけという簡単なもので出血も少なかったです。頭痛やのどの違和感などには漢方薬を併用しました。相変わらずむくみや体重増加はありました。

ディビゲルを1年程使用した後、メノエイドコンビパッチ(エストロゲンと黄体ホルモンの配合剤)という貼薬に変更しました。3日に1回下腹部に貼る薬のため、貼り換えるのを忘れたり、シール状の部分に下着の繊維が付き汚くなったりして使い勝手は良くなかったです。それよりも出血が続くようになってしまいHRTは止めることになりました。HRTは1年半。HRTを止めてからしばらく医師から処方される漢方薬を服用していましたが、粉薬を飲むのが苦手でどんどん薬が溜まってしまい、今年の7月下旬からは婦人科での更年期治療はを止めました。

8月から大塚製薬の「エクエル」というサプリメントや漢方人参、プラセンタのサプリメントを飲んでいます。更年期症状もほとんどなく、むくみと体重増加が治まりました。

更年期の治療を受ける時に、婦人科の医師から「ご主人に更年期のことを説明してくださいね」とアドバイスがありました。確かに更年期を快適に過ごすには、パートナーや家族の理解や協力も大切です。更年期には夫婦関係、仕事、介護、子供の進学や就職など、ストレスがいっぱい溜まりそうな出来事が山盛り!45歳を過ぎたら、頑張り過ぎず、負担はほどほどに減らす、ストレスは発散させる、という環境を造ることが必要です。男性も同じように更年期があります。男性は45~65歳位。女性と同じようにホルモン治療も漢方治療もあるとのことです。

  1. 記事一覧に戻る
ページの先頭へ